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自然との共生

 古紙を回収し、紙に再生する事で製紙産業の拡大による樹木の伐採を防ぎ、森や林を守る。そう信じて疑わず、日夜一心不乱に古紙回収業に精を出し、わが身と社員の糧を得ながら、自然環境にも貢献する。   古紙卸売業に身を置く喜びと誇りを持つことの出来る所以である。
 今、世界同時不況の中、当然ながら古紙業界も暴風雨の吹き荒れる只中に立たされ続けている。ここは歯をくいしばって耐えねばならぬ。 所以を心の支えにして。
 
 そしてこんな時にこそ、気づいておきたい余裕も持てれば、と思う。それは、人との共生によって美しく、輝きを増す自然の存在である。急速な産業経済発展の陰にあって、日頃何気なく接している山林野と人社会との気がついてみれば、なんと隔絶された日常であることか。
放置された山々、林そして森や野は、荒れ果てて人一人すら分け入ることも出来ない所が殆どであるように思われる。
 
 ほんのひと時で良い。許される範囲でのひと時、自然との共生に目を向け、取り組んで行きたいものである。

 木々の美しさ、爽やかな森や林、荘厳な山々、小川のせせらぎ、それらは、点在する人間生活の営みと共に有って一層の輝きを増す。厳しい経済環境の中ではあるが、そのことに気づき、豊かな自然に恵まれた我が国を、さらに美しく住みやすい天地に仕上げていきたいものである。
 そのように人と共生する自然の美しさを著した国木田独歩の小説「武蔵野」は、私達に居ながらにしてその輝きを伝えてくれている。
 そして、絶えず孤独な決断に迫られる古紙業界事業者にとって一服の清涼剤のごとくに心を癒してくれる小説「武蔵野」は、その中で私達に示唆に富んだ一文をも著わしてくれている。
 
 「されば君若し、一の小径を往き、忽ち三条に分かるる処に出たなら困るに及ばない、君の杖を立てて其倒れた方に往き玉え。」(国木田独歩、武蔵野より。)
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by morinonusi | 2009-03-15 15:51 | Comments(0)