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麗しい地にいてSDGsに繋がる

麗しい地にいてSDGsに繋がる経営を目指そう

私たちが、今、どれほど麗しい地に生を受けているのか、忘れてしまっているような気がする。今一度足元を見つめなおし、気付いて、万全の備えを計りたい、計ってほしい。その上で、SDGsに繋がる活動に鋭意努力をすれば、私たちの未来は明るい筈だ。

日本経済新聞(令和元年616)に掲載された連載小説、「ワカタケル」池澤夏樹 著の1節 「天と地 17」を今読み返し、そう思う。

 その一節

「大后ワカクサカ(若日下)は宋や魏を動かしている天の秩序から倭という國を引き離そうと考えております。

かつて李先生から聞いた話をもとに大后は考えます。たしかにあちらでは天が広い。

黄色い大地が西へ西へとどこまでも続き、大河は遥か遠くから水を運んでくる。

それに対して、この倭の島々の上にあるのは天ではなくて空なのです。

みずみずしい青い空。

月の一巡の間にも何度となく柔らかい雨の潤いをもたらす慈愛の空。

ここでは川はすぐ近くの山に発し、すぐ近くの海に流れ込みます。

その水を用いれば田が作れ、稲が育つ。

雨と一緒になって稲を育てるのは強い日の光です。

稲だけでなく、無数の木や草が土の中から芽を出して育ち、山や野を緑で覆います。

木から木へと鳥が行き交う。

春になれば美しい花が咲き、秋には木の葉は赤や黄色に変わる。

その根元には茸がむくむくと生えてくる。

そして、そうして生まれるものすべてに神が宿っているのです。

細い草の葉の一枚ごとに、雨の粒の一つごとに、神がおられる。

草に向かって伸びよと囁き、雨滴に向かってきらきら光れと促す。

鳥には囀れと命じ、虫には鳴けと言う。

すべて今のままでよし。

すべて今のままで麗しい。

森羅と万象において、

一つずつのものが互いに繋がることでぜんたいとして秩序を成している。

この地の秩序がある以上、

敢えてその上に天の秩序の網など被せる必要はありません。

それがこの國。

人もまた神々に身を預けて生きればいいのです。

五穀は自ずと実り、

海と川には魚が跳ね、森からは獣が走り出して矢の先に倒れて糧となります。

 この豊饒で充分ではないのか。それ以上の何を望むことがあるのでしょう。

死もまた神々の恩恵。

神々は与え神々は奪います。

異國の秩序は要らない。異國の権威はいらない。

ここはここだけで充ち足りているのですから。」

 我が国造りを始めるにあたり、その存続は麗しいこの地の優れた特性を原点に置くことで可能になる。池澤夏樹先生は、大后ワカクサカの考えに変えて美しい文章に記されたのだと思う。

 時が流れ、時代がかわり、情勢が変化しても原点は変わらない。原点を見失うことなく時の流れに順応しなければ国の存続発展はありえない。このことを忘れずにSDGsに繋がる経営を目指してこそ明るい未来が見えてくる。

 令和4617日 株式会社アライの森は「株式会社アライの森SDGs宣言書」の公表に踏みきった。(株式会社アライの森ホームページ、トップ「目標」及び古紙ドライブスルーユーカリ「ニュース」参照。)


by morinonusi | 2022-06-27 16:32 | Comments(0)  

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